箱根駅伝の展望①

立て続けに箱根駅伝のことを綴ります。

今回は各大学のキーポイントを考察しました。

 

前回優勝の青山学院のキーは往路の3、4区。

前々回は4区、5区で失敗し優勝を逃したので、

4区終わりで首位に立って主導権を掴みたいところ。

神林君の配置も気になるところ。

 

前回2位の東海のキーは塩澤君の配置。

メディアは往路に置くと予想しているが

区間エントリーから考えると自分は7区に置くと予想。

往路は5区に西田君を擁しているので

4区まででトップと2分以内に抑えられたら

優勝争いに食らいつけるチャンスはある。

 

前回3位の國學院のキーは1区。

2年連続で藤木君が務め結果を出したが

果たして同じように配置するのか気になるところ。

強い学年が卒業した分、シード権を確実に獲得するには

往路をシード圏内でフィニッシュしたい。

 

前回4位の帝京のキーは5区。

ここ数年、鬼門となっている区間である山上りを

耐えることができれば、1~3区に経験者を揃え、

復路での力も優勝争いのチームに引けをとらないので

初めての3位も可能性が見えてくる。

 

前回5位の東京国際のキーは下級生。

前回初めてシード権を獲得したが、

出雲駅伝が中止になるなどあまり経験値が得られず

今回は厳しい戦いを強いられるはず。

山での苦戦もあるが、明るい材料を増やしていきたい。

 

前回6位の明治のキーは復路。

前回は久々にシード権を獲得したが、

今回は何人もの主力を補欠に置くほど層が厚く、

他大学が気が気でならない存在にまでなってきた。

72年ぶりの優勝を手にするには復路の1人でも

自分のペースを作っていくことが必要になってくる。

 

前回7位の早稲田のキーは中谷君の配置。

太田君と共に27分台の学生トップクラスの速さを誇っているが

1区で逃げの戦いに持っていくか、3区で引き離しにいくか

なるべく主導権を早く獲っておきたいところ。

また同学年の千明君が戻ってきたことも

上位戦線に食い込む要素として大きい。

 

前回8位の駒澤のキーは1年生。

エントリーされた5人は他大学の同学年より格段に力があり、

上級生の代わりに出場しても遜色無い。

あとは強さを兼ね揃え、2冠を手にしたい。

また山をどう攻略していくべきか期待したい。

 

前回9位の創価のキーは6区、7区。

前回初めてシード権を獲得したが、

より上を目指すには復路での爆発力が必要になってくる。

昨年のチームと同じくらいの力を持っている分、

勝者のメンタリティが果たして植え付けられているのか。

 

前回10位の東洋のキーはなんといっても西山君。

1年、2年と2年連続で1区で区間賞を獲ったものの、

以降の駅伝では力を発揮できずにいる。

相当なプレッシャーを抱えているが、

これに打ち勝つことが復活の狼煙になる。